17-2-1

売掛金問題と弁護士

いわゆる店頭販売に於ける現金決済とは違い、相互信頼関係に基づく取引先との決済は、例えば「月末締翌月何日払い」なる約束に準ずる「掛売り」が一般的であり、自ずと売掛金が発生します。こうした取引は性善説を前提で相手を全面的に信用した上での取引形態であり、約束通りの決済が当然為され続けるとの前提の上で成立しています。

ところが悪意の存在の有無はさて置き、元来期日までに決済されるべき売掛金の入金が、約束期日を過ぎても確認出来ぬ状況が、悲しいかな全国各地で頻発しているのもまた、経済社会の否定出来ぬ現実です。当初こそ穏便な督促から対応を待ってはみるものの、時間ばかりが経過して一向に入金する姿勢が見られない、決済が遅れる言い訳の理由に不信感が募るとなれば、自社自身での督促を続けたとしても、事態の改善は期待出来ません。

こうした売掛金回収に関するトラブルの相談先としても、やはり見逃せぬのが弁護士の存在です。全国各地の弁護士への相談内容の中でも多くの比率を占めるこのトラブルもまた、未回収金額ばかりが膨らみ、自社の経営に金銭的ダメージが具現化する事態となる前段階での早期解決が欠かせません。当事者同士での督促からの言い逃れの繰り返しばかりでは、感情面のこじれから無意味な更なるトラブルを招き兼ねず、専門家の立ち位置からの力添えを仰ぐ選択が求められます。何よりご自身が経営される組織の未来を大切に、速やかに相談される姿勢が求められます。